看護師国家試験の問題の種類には必修・一般・状況設定の3つに区別できます。
この3つの勉強法はそれほど大きくは変わりませんがどうせ勉強するのなら効率よくやりたいものです。
一般問題の勉強で重要なのは1問から多くのことを学び取ることです。
問題解いて、正解➡はい、OKではない
国試の勉強をするうえで大切なことは問題を解いて正解していればそれでOKにしないことです。
正解した問題からも学べる知識は徹底的に学ぶのです。
こうすることで効率よく勉強することができます。
具体的に問題を見てみます。

この問題ではまず創傷治癒には栄養状態が関係することが学べます。
血清アルブミンが低い場合、傷の治りが悪いことがこの問題のテーマです。
さらに学べることは
①血清総ビリルビンは肝機能の評価に用いられる
②糸球体濾過値は腎機能の評価の用いられる
③動脈血酸素分圧PO2は酸素化の評価に用いられる
の3つが+αで学べることです。
こうして1つの問題から多くんことを学ぶことで効率的に勉強を進めることができます。
このように勉強していくと始めうちはとても時間がかかるのですが後々実力がついて非常に楽になります。
だから初めの勉強しはじめが踏ん張り時です。
正解した問題からも学べる知識は徹底的に学ぶ
イメージできたのではないでしょうか。
正答率が20%以下の問題は間違っていい
過去問題集を解いてると参考書によっては各問題の解説に正答率が記されています。
看護師国家試験は偏差値を競う試験ではないので、みんなが間違える問題は間違えても合否に大きく影響しません。
目安として正答率20%以下の問題は試験本番で間違えてもいい問題だと思っていいでしょう。
もちろん勉強しているうえではその問題からも知識を学んでいくことはいいですが、『こういう問題は当日に捨てていいんだな』という認識を持つことは重要です。
当日解けない問題に対して執着していると時間切れになる可能性があります。
そうならないためにも問題の中には捨て問があるという認識を持ったうえで勉強していきましょう。
一般問題が国試で一番出題される
本番の看護師国家試験では必修50問・一般130問・状況設定60問と一般問題が最も多く出題されます。
一般問題は出題基準に定められた11科目について一問一答形式で出題されます。
その多くは単純に知識を問う問題のため知っていれば即答。知らなければヤマカンとなります。
国試突破ナビでは当日の目標最低合格ラインを必修8割+一般・状況設定7割としています。
一般+状況設定で7割を超えるためには問題数の比率が高い一般問題の正答率を上げることが必要です。
単純な知識を問う一般問題の正答率を上げるには、当然のことですが知識を増やせばいいわけです。
そのために、過去問で演習するときは1問から学べることは全部学ぶという姿勢が重要とななってきます。
自分が知っている知識の守備範囲を広げていくイメージで勉強していきましょう。
また一般問題で養った知識は状況設定問題を解くときにも役立つので一般問題に強くなることは国試の得点を全体的に上げることにつながります。
まとめ
一般問題の勉強のコツは『1問から学べる知識は全部学びきる』ということでした。
理由は一般問題は一問一答形式で単純に知識を問う問題が多いからです。
また一般問題で身に着けた知識は状況設定問題のアセスメントを必要とする問題で必ず役に立つので頑張って多くの知識を身に着けていきましょう。

