看護師国家試験の勉強で誰しもが過去問題集を使って勉強しますよね。
『なんでこんな過去問ばっかり解かないといけないの?』
なんてふと思ったりしませんか?
ほんとに過去問だけで十分足りるのかと不安になる人もいると思います。
安心してください。
国試の勉強で過去問を使うことは最も効率的な勉強法です。
その理由は看護師国家試験にはプール問題制が取り入れられているからです。
看護師国家試験はプール問題制が採用されている
プール問題制ってなんだと思う人がほとんどだと思います。
プール問題制とは過去に出題した問題から同じ問題を利用していいという制度のことを言います。
毎年行われている国家試験ですが、看護師として身に着けておく知識は大きく変化しないはずです。
それなのに国試の内容が毎回ガラッと変化しているのは不自然なことですよね?
つまり国試で受験生に問いたい内容は同じはずなんです。
しかし毎年同じ問題を出題していては国家試験になりません。
だから毎年問題は作るけど、聞きたいことは同じであるからどうして過去の問題と同じになってしまうわけです。
それなら初めから過去問をリサイクルして出題しますよと宣言する。
これがプール問題制です。
プール問題は難易度・質を保つ
プール問題制を採用することの利点は試験の難易度を質を保つことができることです。
プール問題は過去に出題したことがある問題なので受験生がどの程度正答できるかデータが取れています。
取れているデータを利用して受験生の得点を調整するのです。
看護師国家試験の使命として受験生の9割は合格させなければいけないのでプール問題制は必然のしくみと言えます。
プール問題は実際にどの程度出題されているの?
第106回の国試をサンプルにしてプール問題がどの程度出題されているのか調べると、プール問題出題率は約25%、4問に1問がプール問題からの出題というデータがあります。(参照データ元:頑張れ看護学生)
必修問題だけに注目すると出題率は44%(50問中22問)です。
国試全体でみれば25%、必修問題だけで見れば44%がプール問題、つまり過去問と同じ問題が出題されているのです。
これだけ高確率で出題されていることから国試で受験生に問いたいことは変わらないことがわかります。
過去問演習が国試対策に最適な理由
この理由はもうわかりましたね!!
過去問題から出るから過去問題で勉強してその対策を取っておくのです。
だから国試対策の最も効果的な勉強法は国試の過去問で演習することになるのです。
出る問題がわかっているならその問題を勉強しない理由がありません。
特に必修問題に関しては44%です。
試験当日必修8割を超えられるか不安だった人もこれを聞いてなんだかいけそうな気がしているのではないでしょうか?

まとめ
過去問演習が国試の効率的な勉強法である理由は過去問が繰り返し出題されているからです。
これがわかればもう迷いなく過去問での勉強に集中できますね!
過去問を制する者が国試を制す!
これは疑いのない事実です。
国試合格に向けてコツコツ過去問を用いて勉強していきましょう!


