看護師国家試験の受験生の方は実習や卒論をやりながらの国試対策となり、必然的に寝不足になりがちです。
時間がないから睡眠時間を削って頑張て勉強している方もいると思います。
受験勉強と睡眠時間はいつもセットで語られることが多く、
『最適な睡眠時間はどのくらいか』は受験生の大きな関心ごとではないでしょうか。
受験勉強で知識を頭に蓄えていくためには寝不足は敵だという認識を持ってください。
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受験勉強中の睡眠不足は百害あって一利なし
頭を特によく使い毎日新しいことを覚えていく受験勉強中において睡眠不足は全くいいことがありません。
その理由について述べていきます。
集中力がもたない
まず第一に睡眠不足で勉強している場合、集中力が長時間持ちません。
仮に2時間だけ勉強すればいいのなら何とか気合で乗り切れるかもしてません。
しかし受験勉強となると日によっては1日中やるときもあるでしょう。
もし睡眠不足なら1日中机に座って集中して勉強することは無理です。
集中力が続かず机でスマホを触ったり、昼寝をしたりして結局1日時間があったのに全然進まなかった経験はないでしょうか?
それは睡眠不足が原因で集中力が続かなかったからです。
睡眠不足はネガティブになる
睡眠不足になると人はネガティブになる傾向があります。
睡眠不足でぼーっとした頭では勉強が身に入らず、試験に対する不安も強くなりさらに後ろ向きにあるというネガティブループにおちいってしまします。
私自身受験勉強をしていて精神的に不安定だなと感じたときは毎回睡眠不足が原因でした。
そんな時は思い切って夜は早めに寝たり、昼寝をたっぷりして回復していました。
自分がネガティブになっている時は睡眠不足になっていないか振り返ってみて下さい。
記憶の定着は睡眠中に起こる
人間の脳は何か新しいことを覚えるときは睡眠中に脳内で情報を処理して記憶を定着させます。
睡眠不足はつまりこの記憶を定着させる時間が短い状態を意味します。
せっかく新しいことを勉強して覚えようとしているのに、脳にその時間を与えていないことになります。
睡眠中に脳が日中に得た情報を整理してそれが知識となるので、新しい情報を定着させるには十分な睡眠が必要とされているのはすでに常識となっています。
昔の言葉に『四当五楽』という言葉があります。
寝る間を惜しんで4時間しか眠らずに勉強すれば合格できるが、5時間寝る奴はおちるという意味の言葉ですが、これは迷信、真っ赤なうそです。
脳が記憶する作業には十分な睡眠時間が必要なのです。
適切な睡眠時間は
目安は6時間以上
では十分な睡眠時間はどのくらいかという疑問がわくと思います。
ひとつの目安が6時間です。どんなに少なくとも6時間以上は毎日眠るようにしてください。
看護師国家試験の受験勉強は長期戦です。
自分の体が毎日安定的に集中力を保つことができる睡眠時間はいったい何時間なのかを自分で試行錯誤して導き出してください。
自分は睡眠不足に弱いしよく眠れば集中力も続くから8時間は眠ろう。
これでいいのです。
それぞれ快適な睡眠時間が必ずあるはずなので自分で最適な睡眠時間を探りましょう。
ポイントは毎日安定的に集中できることです。
国試対策は継続的に続けることが必要なので、毎日安定的に集中することは長い期間受験勉強をやっていくうえでとても重要なのです。
よく眠るためにはどうしたらいいか
毎日同じリズムで生活する
人間の体はルーティーン、決まりごとが大好きです。
毎日規則正しい生活をしていれば体は元気を保ってくれます。
睡眠に関しても、毎日同じ時間に布団にはいっていれば、身体が寝る時間を覚えてその時間に眠たくなるように習慣がつきます。
本当かな?と思う人はぜひやってみてください。
寝る前のルーティーンを作る
毎日眠る前に何か自分で決まり事をやることをすすめます。
おすすめはストレッチです。
毎日長時間椅子に座って腰痛や肩こりが出る人もたくさんいるでしょう。
眠る前に凝り固まった筋肉をゆっくり伸ばして疲労を取るようにします。
ゆっくりストレッチをして疲れている部分を意識的にのばす。
ストレッチを習慣にして眠る前のルーティンにすれば布団に入ってすぐ眠れるようになります。疲労も緩和でき、寝つきがよくなるのでストレッチは非常におすすめです。
寝る前にスマホを見ない
布団の中にスマホを持ち込んでいつまでも動画をみたり、ゲームをしていませんか?
これも寝つきを悪くします。
スマホの画面から発するブルーライトが寝つきを悪くする原因となります。
最近のスマホはナイトモードというブルーライトをカットするモードもありますが、だからと言って布団に持ち込むのではなく寝るときは寝るというようにメリハリをつけましょう。
まとめ
看護師国家試験の受験勉強をする上での睡眠に対する考え方についてまとめました。
十分に睡眠をとることは受験勉強を続けるガソリンを入れるようなものです。
睡眠不足は必ずガス欠をまねきます。
毎日安定的に集中できるために自分が必要な睡眠時間はどのくらいなのか自分で探り、ストレッチで疲れをほぐし、規則正しい睡眠習慣を身につけましょう。
生活習慣は時間をかけて身につけていくものなので、ゆっくりと自分に合ったライフスタイルを身につけて下さいね。