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手術室ってどんなところ?看護学生に伝えたいことまとめ

手術室はその名の通り病院の中で手術を行う部門のことです。

イメージはテレビの医療ドラマに出てくる手術室そのままです。

テレビで見る限りは非常に緊張感がある現場のように見えますが実際はリラックスして手術が行えるように音楽を聞きながら手術をする医師も少なくありません。

医師によって結構激しめの音楽をかけたり穏やかな音楽をかけたりまちまち。

手術室看護師の主な仕事は手術する医師の介助です。

毎日手術、手術、手術

手術室なので毎日手術の介助に付きます。

看護師が手術の介助のつくということはどういうことかイメージが付くでしょうか?

ます一番イメージしやすいのが手術する医師に手術器械を渡す器械出し看護師ですね。

その他にも外回り看護師、記録担当の看護師などが手術室看護師として上げられます。

新人の頃はまず外回りから始まります。外回り看護師の一番の仕事はガーゼカウントです。

止血のために使ったガーゼは術野から膿盆の上においたり場合によっては床に落とされることもあります。

手術中に使ったガーゼは絶対に手術終了前に出した数と使った数があっているか確認します。数が合わなければ患者さんの体内に残されている可能性が高いため数があるまで探します。

このように1つの手術の中に複数名の看護師が入ってそれぞて違う仕事をしているのが手術室看護師の特徴です。

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手術室看護師として求められる能力

手術室看護師は長時間の手術を執刀する医師とともに手術を進めていくだけの集中力を必要とします。

長い手術は12時間を超えるものもあり、当然途中で交代もあるますが数時間は術野と医師の手技に集中して器械出しを続ける必要があります。

手術ごとに手技は違うので手術の手順や方法を覚えてある程度医師の手元を見ながら欲しい道具を先読みして渡していける能力も必要です。

医師の中には息がある看護師の器械出しを希望する人もいるくらい息があうというのは重要なことです。

もちろん長時間医師と患者さんの横に立ち手術を続けていくのでトイレもいけません。もしトイレに行くなら手術を一旦止めて他の看護師と交代してもらわないといけません。

考えるだけでトイレに行きたくなりますね。

そうならないように器械出しをする時は手術前に飲む水分を調整したり。体調を整える必要があります。

新人にとっては特殊な環境である

手術室は病院のかでもかなり特殊な環境です。

理由は患者さんのほとんどが麻酔をかけられている状態のため意思疎通ができない状況だからです。

なので良くも悪くも手術準備も含めてほぼ医療者側のペースで仕事を進められます。

患者さんの訴えを聞いたりなにかケアを行うことはほぼないか、麻酔がかかる一瞬の間だけです。

当然看護の対象は患者さんなのですが直接的に自分が関わってどうこうというものではありません。

仕事の大半が手術が円滑に進むように気を配っていくことにあります。もちろん結果的にそれが患者さんのためになることなのでいいのですが、病棟とは明らかに状況が違います。

そんな環境ですから手術室から看護師デビューした人は異動で一般病棟に移るとその環境の違いに驚く人が多いです。

新人の頃に身に着けておくべき採血やルート確保なども手術室では麻酔科の医師が行うのでその機会は多くありません。

またナースコールに振り回されることもないので違いに戸惑うのは当然です。

しかしその逆で病棟から手術室に異動でも同じことになるのですが。

新人にとって患者さんの訴えを聞いてどう考え行動するのかは看護師の第一歩として重要なことですが手術室はその機会が非常に少ない環境です。

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手術室で働くメリット・デメリット

メリット

手術室で働くメリットは何よりまず手術室経験がつくということではないでしょうか。

看護師の中でも手術室経験は1つの貴重なスキルです。

転職の際にも手術室経験者優遇なんて条件もあるくらい特殊なスキルだと思います。

また医師のすごさも間近で見られる絶好の環境です。病棟では優しい医師でも手術中は厳しくなると言う話はざらです。

手術室では医師の本気が見られると言っても過言ではありません。

また手術室は残業が少ないのもメリットの一つです。手術時間は予定がある程度立つため予定通り手術が終われば看護師も時間通りに帰宅することができます。

長時間に及ぶ手術でも自分の勤務中の手術時間をやりきれば交代してもらえる場合がほとんどです。

デメリット

デメリットとして看護師としての一般的な技術がつきにくい環境があります。採血・ルート確保・患者さんとの関わり・検査出しの準備・他部署との時間調整・・・

一般的に看護師が行っている病棟業務とは全く違うことをしているためそのスキルが身につきません。

それは当然のことなのですがそれだけ手術室看護は特殊だということです。

しかしこれらの技術やスキルは病棟に異動になれば嫌でも身につくためあまり気にしなくていいと思います。

手術が始まれば医師とともに手術を進めていくため他に頼れる人はいません。自分が医師に器械を出すしかないのです。

病棟看護師なら困った時は先輩をすぐに頼れますが手術室ではそうは行きません。自分がなんとかするしかないのです。

この点はとくにプレッシャーを感じる点だと思います。

病棟看護師は集団の力で仕事を進めていくのに対して、手術室看護師は個の力で仕事を勧めていく必要があるため自分で手術器械や手順の勉強は絶対に必要になってきます。

また長時間立ちっぱなしで手術を行うため体調を整えていく必要があります。前日飲みすぎて体調が悪くても長時間立って手術を進めいかなくてはなりません。

ごまかしが効かないところが手術室看護師の辛いところです。

まとめ

手術室看護師は環境が特殊なため身に付くスキルも特殊です。しかし身につけるだけの価値があるもので、転職や働き方を変える時に『手術室経験あり』という武器になります。

病棟とは違い仕事の内容は直接患者さんに関わることが少ないですが、麻酔のかかる前の患者さんの不安を軽減させるのも看護師の重要な仕事であり、その瞬間に看護師の力が必要であることを忘れてはいけません。

もし手術室勤務に興味があるなら是非挑戦してみてください。

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