看護師国家試験対策をしていてふと
『この勉強は本当にあってるの?』
『このまま勉強していて本当に合格できるの?』
と不安になっている人も多くいると思います。
しかし看護師国家試験を様々な視点から切り取れば、しっかりと勉強すればだれでも十分に合格できる試験であることがわかります。
国試の勉強は勝てる試合に絶対に勝つための勉強です。
この記事を読み終えたあと、必ずこの言葉が納得できると思います。
国家試験の合格率を見ても勝てる
看護師国家試験の合格率は毎年約90%といわれていますが、現役の国試受験生にとってはこの数字は必ずしも正しくありません。
下の表は看護師国家試験の合格率の推移を確認したものです。
合格率 | 大学生合格率 | 専門学生合格率 | |
第108回 | 89.3% | ||
第107回 | 91.0% | 98.2% | 97.2% |
第106回 | 88.5% | 96.6% | 95.7% |
第105回 | 89.4% | 97.4% | 96.7% |
第104回 | 90.0% | 96.9% | 97.4% |
第103回 | 89.6% | 96.9% | 96.9% |
一番左の合格率は確かにだいたい90%前後になっているとわかると思います。
しかし注目すべきはピンク色と水色の数字です。
ピンク色は大学生、水色は専門学生の国試合格率を示しています。
どうですか?両方とも90%を圧倒的に超えていませんか?
今まで学校などで聞かされていた90%という数字からさらに5%はアップしています。
この数字からわかることは現役大学・専門の国試受験生なら100人中5人未満しか落ちません。
これを聞くとなんか自分にも合格できそうな気がしますよね?
そうなんです。できるんです。
勉強しているときは勉強する範囲も広くて、自分の知識のなさに打ちのめされるのですが、ちゃんと勉強すれば必ず合格できるのが看護師国家試験なんです。
国試の問題を見ても勝てる
看護師国家試験の効率的な勉強法は過去問を使っての勉強法です。
その理由は国試にはプール問題制が採用されているからです。
つまり過去に出題された問題が同じように出題されます。
その割合は試験全体でいうと約25%(240問中58問)、
必修問題でいうと44%(50問中22問)が過去問からの出題です。

看護師国家試験は、看護師になるうえで知っておくべき知識を持っているか確認するための試験であり、学力を競う試験ではありません。
看護師として知っておいて欲しいことは毎年変化するわけではなく、普遍的なものです。
なので国試で問われる知識も毎年大きく変化することはありません。
これだけ過去問から出題されるということは過去問で勉強していて間違いないのです。
そして過去問で勉強することが一番の国試対策になります。
出るところがわかっているからその問題で対策をする。
看護師国試対策は難しくないことに気がつけたと思ます。
今までの自分の頑張りを考えても勝てる
看護師になるためにはどんなに少なくても3年間専門的な勉強が必要です。
大学生なら4年間です。
看護師国家試験を受けるためには受験資格をクリアしている必要があります。
厚生省が定める受験資格は教育科目の履修時間の合計が97単位以上(3000時間以上)というものがあります。
国試を受けるということは、今まで少なく見積もっても3000時間以上看護師になるための勉強に費やしてきたわけです。
1日24時間とした場合125日間ずっと机に向かって勉強していたのと同じです。
1日6時間とすれば500日間毎日勉強していたのと同じ時間を費やしてきたのです。
どうでしょうか、知らぬ間に自分がとんでもない努力をしていたことに気が付くと思います。
だからあと少し、あと少しだけ頑張って国試に合格しましょう。
まとめ
記事を読む前より国試に合格できそうな気がしているのではないでしょうか?
合格率・問題の出題傾向・今までの自分の頑張り。
どれを取っても合格できる要素になったはずです。
国試の勉強は勝てる試合に絶対に勝つための勉強。
この言葉の意味が納得できた人は、国試合格に向けてコツこつ勉強して行きましょう。
勉強に魔法はありません。
自分が頑張った分しか返ってきません。
合格まで少しずつ頑張っていきましょう。
