病院実習で大変なことは記録だけではありません。
学生の気になる点に病院側の実習指導者がどんな人なのかがあります。
実習指導者がめちゃめちゃ怖くて大変な思いをしている人に向けて、怖い指導者への対応法をまとめます。
具体的は対処法は以下の3点です
・報告、連絡、相談は短時間に簡潔に行う
・学校側の指導教員を利用する
・弱者に弱い=患者さんにも高圧的⇛反面教師にする
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怖い指導者には報連相は簡潔に
実習指導者の人でいつもイライラして学生に対してもあたりが強い人というのはどこの病棟にもいます。
ではなぜイライラしていたり、冷たい対応しかしてくれないのでしょうか?
忙しいからイライラして余裕がない
一番の問題は忙しさからイライラしています。
実習指導者と言っても全く受け持ちの患者さんを持たないで実習指導だけをしているのではないはず。
必ず何人か受け持ちの患者さんを持った上で学生指導をしているはずです。
通常よりは少なめの受け持ち人数で学生指導にあたっているはずですが、それでもいざ仕事が始まれば忙しいもの。
忙しくて余裕がない中、学生指導を優しい気持ちですることは意外と難しです。
実習指導者は基本的に忙しく時間がない中でイライラしやすい心理状況の中実習指導にあたっていることはわかっておきましょう。
自分がかかる時間×4~5人分の時間がかかる
病院実習には4~5人のグループで行っていると思います。
つまり実習指導者は4~5人分の報告を1人で聞かなければなりません。
全員が一人の実習指導者に報告する状況ではなくても、右も左もわからない学生の報告を聞くことは時間がかかります。
時間がない中、時間がかかる報告を聞くのはやはりイライラしてしまいますね。
報連相は簡潔明瞭に事前に考えて行う
学生のうちは特に、相手に何かを伝える訓練が足りていないため報連相がうまくありません。
経験が少ないから当たり前です。自分で話しながら、何を言いたかったのかわからなくなることもあるでしょう。
そんな時は必ず報連相の前に自分は相手に何が言いたいのか事前に箇条書きにすることを勧めます。
ステップ①伝えたいことを決める。(箇条書きに)
ステップ②どう言えば相手に簡潔明瞭に伝わるか、言葉選びを考える。
この2ステップを意識的に踏むだけで、そうしなかった場合と比べて大きく違ってきます。
報連相をする時は事前に内容を具体的に考えて何を伝えたいのか明確ましょう。
頭で考えるのもいいですが、はじめのうちは紙に書いてみるのをおすすめします。
教員を利用する
それでも指導者が怖くて報告できない、声もいつかけたらいいのかわからない。
そういう時こそ実習についてている教員に頼りましょう。
実習中の学生の自分たちでは解決できない問題を解決するのも教員の仕事です。
なかなか報告を言いにくい環境がずっと続いている場合は教員から実習指導者に掛け合ってもらい報告をする時間を予めきめてもらう。
その時間が来たらまとめて報連相を行うと決めてもらいます。
そうすれば細々とした報告内容で毎回指導者に声をかけずとも、決まりごととして時間になったらまとめて報告できるようになります。
付添の教員は学生の実習を支援する立場なので困った時はどんどん頼っていいのです。
逆に教員も実習指導の経験が多い人ばかりではないので、学生に頼ってもらえたら嬉しいはずです。
困った時は教員に相談してみましょう。
『〇〇なことで困っています。どうしたらいいですか?』や『△△のようにしてもらえないですか』のように具体的な要望をしてもいいと思います。
怖くてイライラしている指導者は反面教師にする
学生に明らかに冷たかったり、高圧的な態度を取る看護師は残念ながらいます。
聞いた話では学生が書いた記録を破いたり、ろくに読まなかったり、学生カンファ中に寝たり・・・事実こんなどうしようもない看護師はいます。
圧倒的弱者である学生に高圧的な態度を取る看護師は絶対に患者さんにも冷たい人です。
そういう人が指導者の場合は『自分もこうならないように気をつけよう』と反面教師にしましょう。
学生に高圧的な態度をとっているところは他の同僚の看護師であったり、患者さんはみています。
そういう指導者は病棟でも気性が荒い人だと思われてます。
そんな指導者の機嫌を取ったり、顔色を伺うことに自分の力を割くのはやめましょう。
『この人は尊敬に値しない人だ』と思っていいです。
たった数年看護師経験が上なだけで学生にマウントを取って高圧的な態度を取ってくる看護師は、看護師として以前に人間として問題があります。
どんなに長くても3~4週間で関わりがなくなります。
簡潔な報告を心がけて、『この人はそういう人。3~4週間の付き合いだ』と割り切って関わりましょう。
まとめ
実習中指導者が怖くて同しようもない時はイライラの原因を知って、報連相は簡潔におこなう。
それでもうまくいかない場合は教員に相談して報連相しやすい仕組みを作るように病院側と掛け合ってもらいます。
ここまでできたら学生としては合格です。
そして就職してからもどの病棟にも新人に高圧的態度で接してくる人はいます。
そういう人に感情を乱されないためには相手の顔色を伺いすぎることなく自分のやるべきことに集中することです。
これを学生のうちから訓練しておくと新人の早いうちから強いメンタルを持って働ける様になるので意識してやってみてください。